9月4日のカズと学ぶで、ヒシ茶でAGEsを抑制する方法が紹介されました!
教えてくれたのは東海大学教授の永井竜児先生です。
今回のテーマは「顔のお悩み一斉調査SP」です。
くすみ・シミ・シワの原因だけでなく、様々な病気の原因となるAGEsの発生・蓄積を予防する方法を、カズレーザーさんと一緒に学びます。
AGEsは肌ケアでは対処できないくすみの元凶
AGEs(終末糖化産物)は肌を老化させる物質です。
くすみの元凶となるだけでなく、体を蝕んで様々な病気を引き起こす原因となります。
AGEsは本来代謝によって約4週間で体外に排出されますが、年齢とともに代謝が落ちてどんどん体内に蓄積されていきます。
一度できてしまったAGEs自身がAGEsの排出を妨害し、さらに蓄積が加速するという悪循環に陥ってしまいます。
AGEsは肌のコゲ
肌トラブルとしてよく知られているのが肌の酸化です。
紫外線やストレスなどの刺激によって皮膚細胞内に発生した活性酸素が肌を酸化させ、シミやシワの原因になります。
その様子が鉄のサビに似ていることから、肌のサビと呼ばれます。
一方、肌のくすみなどのAGEsが引き起こす肌トラブルは、体の内部から起こる全く別のものです。
AGEsが蓄積すると茶色い物質が生成されることから、AGEsによるトラブルは肌のコゲと呼ばれています。
体の中でAGEsができてしまうと、茶色いくすみや色々な病気の原因となります。
UVカットクリームなど紫外線対策で防げる肌の酸化に対して、AGEsによる肌のコゲは体の内部から起こるため、別の対策が必要です。
AGEsを作る材料
AGEsは体の中の糖とタンパク質が勝手にくっつき、悪魔合体して生成されます。
人間が生きる上で必要不可欠な糖質ですが、うまく代謝されずに余ると体内のタンパク質と結びついて、老化物質AGEsが生成されてしまいます。
体の中で一番多い糖質はブドウ糖ですが、AGE化が早い糖質は果糖です。
果物やシュガーなどに含まれる果糖のAEG化のスピートは、ブドウ糖の何と10倍の速さです。
また、体の中で一番多いタンパク質はコラーゲンで、コラーゲンはAGE化しやすいことがわかっています。
AEG化するとコラーゲンを生成する線維芽細胞を弱体化させ、周囲のコラーゲン密度が低下し、周囲の肌のハリが失われてシミ・シワ・たるみの原因となります。
AGEsは肌トラブルだけではない
AEG化は体内のどこでも起こります。
◎腎臓で起こると腎機能低下に
◎目の水晶帯で起こると白内障の原因に
このように、AEG化はシミ・シワ・くすみだけでなく様々な病気を引き起こします。
生活習慣のパターン別AGEs対策
喫煙
タバコを吸うと細胞内で異物を排除しようと炎症反応が起こり、活性酸素が増えます。
その結果AGEsの生成を促進してしまいます。
これを防ぐためには禁煙をおすすめします。
飲酒
アルコールを接種すると、アルコールを分解するためのアセトアルデヒドからAGEsが生成されてしまいます。
アルコールは適度な量に抑えることが大切です。
睡眠不足
睡眠不足が続くと睡眠の質が低下し、寝ている間に出るはずの肌の再生成分、メラトニンと成長ホルモンが減少してしまいます。
代謝が落ちて肌に溜まったAGEsを排出できずに蓄積してしまう可能性があります。
睡眠はしっかりとるようにしましょう。
血圧が高い
血圧が高いと腎機能が低下し、AGEsの排出量が下がってしまいます。
そうすると体内のAGEsの蓄積量が増えてしまいます。
塩分を控えるなどして、血圧を下げる努力をしてください。
夕食を食べてから寝るまでの時間が短い
夕食を食べてから寝るまでの時間が短いと、血糖値が高いまま眠ることになります。
血糖値が下がりきる前に寝てしまうと、睡眠中もAGEsを生成が止まらず、AGEsを大量に蓄積してしまいます。
おやつを食べて血糖値を少し上げておき、夕食の食べ過ぎを防いで血糖値の急上昇を防いでください。
おやつは大豆系やヨーグルトなどの低糖質のものがおすすめです。
妊娠や授乳中
妊娠中や授乳中の方は生活リズムが乱れたり、お子様に栄養を与えるために糖の代謝が異常となります。
そうするとAGEsの蓄積度が高くなってしまいます。
このような方はAGEsの蓄積を予防する食材を積極的に取り入れてください。
老化物質AGEsを抑える夢の食材はヒシ茶!TV初公開!
老化物質AGEsを抑える夢の食材はヒシです。
永井先生の研究チームが、2022年に数百種類の天然物の中から探し当てた食材です。
ヒシとは、湖に群生している水草で、漢方薬としても使われています。
ヒシ茶のAGEs抑制効果
ヒシのAGEs抑制効果は他の食材より群を抜いて高いことがわかりました。
・ヒシ 80%
・にんじん 15%
・トマト 14%
・ニンニク 12%
・春菊 8%
ダントツで高いことがわかりますね。
ヒシの効果的なとり方「ヒシ茶」
ヒシは水溶性なので水に溶けます。
麦茶のように水に煮出して飲むと効果的に摂取できます。
濃い茶色のお茶ですが、濃い麦茶くらいの苦みです。
ヒシ茶の中の「没食子酸」という成分がAGEsに有効だと判明していますが、とりすぎると腎機能の低下をまねくので注意が必要です。
ヒシ茶の作り方と飲み方
1)ヒシの実10gを0.5Lの水で煮出します。
2)1日にコップ半分程度の100mlを毎日摂取してください。
ヒシ茶のAGEs抑制効果
29名に4週間、ヒシ茶を毎日摂取してもらったところ、
摂取前:4.78
摂取後:3.55
と、体内のAGEsの平均値が約30%も減少したことがわかりました。
ヒシ茶のAGEs抑制効果についてのまとめ
ヒシ茶のAGEs抑制効果についてまとめました!
日焼け止め対策や日傘などの外側からのケアだけでなく、体の内側からの再生も重要ですね。
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