2024年7月18日放送のZIPで東大生に聞いた運命の一冊について紹介されました!
ZIPのリアルレビューのコーナーで本に関する調査が行われました。
優れた頭脳を持つ東大生の皆さんに「自分の人生を変えた運命の一冊」を聞きました。
日々の勉強に対する考え方の変化やライフスタイルの変化など、色々な人生観の変化があったようです。
番組で独自に5冊を選出したものを教えてくれましたので、早速ご紹介します!
東大生に聞いた運命の一冊
フランス人は10着しか服を持たない
大学院1年生が教えてくれた、暮らしが豊かになるライフスタイルブックです。
アメリカ国籍の女子大学生がフランス貴族の末裔の家にホームステイした際、ホストファミリーの暮らしに感銘を受けたまとめたエッセー本です。
教えてくれた大学院生は高校を卒業して大学に入るまでの春休みに、単なるミニマリスト本かなと思って読んだそうです。
しかし、「何に重きを置いて人生を送っているか」が書かれていて、自分の視野が広がり、自分の考え方を変えるきっかけになったとのことです。
特に物を大切にするということが一番変わったそうで、服が多ければいいわけではないと思ってから好きな服しかない状態になり、その分、物で場所を取られたこともなくなり、準備する時に服を選ぶ時間も減って他の事に時間を回せるようになり、生活が有意義になったそうです。
・上質なものを少しだけ持ち大切に使う
・間食をせず、食事を存分に楽しむ
といった充実した人生を送るフランスの人々の生き方が共感を呼び、世界12か国でベストセラーになっています。
ノムダス勝者の資格(野村克也著)
法科大学院の2年生が教えてくれた、プロ野球監督の野村克也さんの手記です。
3度日本一に輝いたヤクルトスワローズ監督時代の、チーム作りや選手の育成の手法についてまとめてあります。
教えてくれた大学院生は、何かをする時に逆算的に考える癖がついたそうです。
先にどういうことをやるか1個ずつ計画を立て、常に理由を意識しながら進めていく部分役に立っていると言います。
・聞く力は偉大なり
・進歩はなぜの積み重ね
といった野村さんの名言と、その名言にどんな意味があるのかを掘り下げて書かれています。
カラフル(森絵都著)
法科大学院2年生が教えてくれた、主人公の死から始まるベストセラーです。
大学院生がこの本を読んだのが小学生の時で、とにかく衝撃をうけたそうです。
この本のおかげで本が好きになり、その後の人生を変えたとのことです。
直木賞作家の森絵都さん著作で、累計発行部数120万部を超えるベストセラー小説でミュージカルにもなっています。
大きな過ちを犯して死んだ主人公が、自殺を図ったある中学生に乗り移り、再び生きることになる姿を描いています。
きみの友だち(重松清著)
教育学部の学生が教えてくれた本で、映画化もされた友達がテーマの小説です。
直木賞作家、重松清さんが2005年に出版しました。
思春期の時の家族や兄弟との関係がリアルに描写されていて、とっても共感したそうです。
・交通事故で脚が不自由な恵美ちゃん
・病気がちの由香ちゃん
・恵美ちゃんの弟でクラスの人気者ブンちゃん
・なんでもデキる転校生モトくん
これらの登場人物を通じて、友だちの本当の意味を探す連作長編です。
教えてくれた学生さんは、家族や友人との時間がとても貴重なものだったと改めて感じ、心を動かされたそうです。
さらに、目立たなくても個性を大事にして、所属しているアメフトチームに貢献すればいいと気づかされたといいます。
人生の意味の哲学入門(森岡正博・蔵田伸雄著)
学際情報学府学部の大学院が教えてくれた、時間管理がうまくなる哲学入門書です。
大学院に入った月に、何か自分を変えたいと思って読んだそうです。
「生きることに意味がはあるのか」という究極の問いについてまとめた1冊です。
10人の研究者が分析して、哲学的に追及している哲学の入門書になっています。
・人間は自由の刑に処されている。
・人はこの世界へと投げ込まれて存在している。
といった世界中の哲学を交えながら、独自の観点で「生きることの意味」を問うことに挑んでいます。
中でも東大生が影響を受けたのは
「本性の実現か、目的の達成か」
について書かれていた部分だそうです。
また、この本を読んで時間管理が上手になったそうです。
メールの確認・宿題・課題などは1日のうちの決めた時間に全て行い、それ以外の時間は全く考えないようになったそうです。
さらに、空いた時間で勉強をするなど、時間を有効活用できるようになったとのことです。
まとめ
東大生が読んでよかった本についてまとめました!
ぜひ読んでみてくださいね!